なぜNPRが英語学習に最適なの?

なぜNPRが英語学習に最適なの?

皆さんはどうやって英語の学習をしていますか?私も山ほどの素材に取り組んでは挫折を繰り返してきました。挫折の理由は共通していて、長く続かないんです(挫折だから当然ではありますが)。掘り下げて考えてみると私の目的と学習素材が一致していないなかったんです。私の英語学習の目的は

  1. 英語にしかない情報にアクセスする時の理解度と入力速度のUP
  2. 仕事で使える英語のレベルアップ
  3. 英語のジョークでネイティブから笑いをとる

なので、昇進に必要なTOEICやTOEFLのスコアアップとか、論文が書けるくらい長く正確な文章を書けるようになりとかのモチベーションはありません。そうなると下記の学習法だと目的に対して効果が少なかったんですよ。

挫折ケース1: 映画・ドラマのスクリプト(英語字幕CC)

自分の好きな作品や興味がある映画やドラマから使えそうなフレーズを見つけてものにする学習法

好きこそものの何とやらで、自分の好きな事についてはどんだけ時間と費用を使っても苦になりません。それなら自分の好きな映画やドラマを教材に英語の勉強できた一粒で二度おいしい!!と思います。でもこれなかなかそうはならなかったんです。

自分の観たいタイトルが学習に向かない

せっかくなら自分の好きなタイトルで勉強したいのが人情というもの、でも好きなタイトル = 学習向き とは限らないんです。例えば、最近Martix を英語字幕で観なおしたんです。ストーリーは今観ても面白いし話自体も日本語字幕で何度も観てることもあり英語字幕でもついていけたのですが、話がSF過ぎたり、哲学的なパートがあったりでビジネスでは使えそうなフレーズを見つけれませんした。ビジネスの相手がエージェントスミスならいいかもしれませんが。。 SFやアクション好きだとそこから得られる学習効果は多くないと思います。かと言って興味のないガチガチのヒューマンドラマ観ても途中で寝てしまいますし、タイトル選びが難しいです。例えばクリミナルドラマで “smuggling” という単語を覚えてもビジネスシーンでは「密輸」なんて単語使いませんし、そんなシチュエーション勘弁です!

尺が長いのでリピート再生に向かない

2時間の映画(最近は2時間オーバーも普通にありますが)の中で使えそうなフレーズを意識して映画を観ることはまずありません。いいフレーズを見つけてメモ取るために一時停止をすると作品鑑賞自体を損ねてしまいます。鑑賞後に理解をする為にその部分だけリピート再生をしても一時間以上も前のフレーズを確認しなおしても鮮度が落ちてしまいます。1hのTVドラマでも同様です。尺は短いですが、鑑賞を損なわず、戻って見直すというのは効率のいい動きではなかったですね。特にNetfliexはOP, EDスキップ機能があるので、早く続きを観るようpushされます。観るなら観るで振り返らない方がドラマ自体を楽しめますよね。当時、会社の同僚から「放送中のBreaking Bad が面白い」と教えてもらい最新エピソードまで一気に観たことあります。ビジュアル的にも追えるので英語字幕つきなら大体話の筋は理解できたのですが、細かい会話が分からなかったりしました。けどイチイチ見直さないので鑑賞した後の消化の方法がキーポイントと思います。このエピソードは別の機会に。。

余談ですが、個人的な経験からユーモアを鍛える(?)為にTVコメディ番組を英語字幕で観るのはいい方法と思います。時間も30分で会話もテンポがいいのでストーリーの詳細が分からなくても楽しめす。ただ、ユーモアのセンスがあうあわないは言語学習の域を超えているので、素材選びが重要です。個人的には今やクラシックになりますがFreinds は表情やシチュエーションが映像的に分かりやすく、ユーモアを分かりやすかったので楽しめた(多少の理解と学習ネタとして成立)ました。逆にアメリカで視聴率No.1 というSeinfeld は字幕をみても正直、何を言ってるか理解できませんでした。ので笑うこともできず、S1 E2 で挫折をしました。シットコムは観覧者の笑い声が入っているので、笑いのポイントがわかるのでネイティブの笑いのツボの勉強になります。私のユーモアのセンスが欠けている点を引いても言語的なユーモアを理解するには何が面白いかロジカルに分析する必要があるんです!!ドキュメンタリー風のコメディ、The OfficeModern Familyなどは笑いのツボがわからず、ドキュメンタリを観てる感じになってしまいました。

こういう会話したい・理解したいのが私の人生の目標ですが、シットコムのような会話は海外の相手と仕事の話をする際には絶対にありえないと悟りを開きました。シットコム自体は好きなんですよ。でも学習の効果は限定的かなと。

挫折ケース2: 児童書を読む

この方法は読解力を上げる目的には効果あると思います。教材も多く、古典的名作からHarry Potterまで英語の児童書はたくさんあります。一冊完読できたら、達成感と読解力がついた感じがしましたがそこから続きませんでした。それは「一冊読み上げるのに忍耐と時間が必要」な為、次のタイトルを手にするモチベーションが沸かなくなってしまいました。児童書なので分かりやすい文章で書かれているので、オリジナルを読むより理解はしやすいのですが、特に魔法とか特殊な状況や設定(これがファンタジーやフィクションではありますが)がでてくると文章が理解できないのか設定が理解できていないかわからくなってしまい、話が分からなくなっていまいす。なかなか英語学習のビルドアップには難しい素材と思います。

類似ケースで日本の漫画の英語版を読むという方法も試しました。週刊少年ジャンプで連載されているコミックの英語版とかは比較的入手がしやすく、オリジナルの日本語版を読んだことがあれば英語版も読みやすと思い手をつけたことがあります。これも上記のように話の設定が英語で理解できなかったり(某忍者マンガ)、会話が砕け過ぎてて日常会話では使用不可など読み物としては楽しめるのですが、プラスアルファを求めるには無理があり中忍試験をパスできませんでした。

挫折ケース3: ニュースを見る

ニュース単体は時間も短く、映像による情報もあるので理解力を上げるにはいい素材と思います。が、ビジネスで使えるかというと??になります。国内・国外のニュース、政治・経済、エンターテイメントを含めニュースで使われているフレーズを自分が使えるかというと別の話になってしまいます。その国の仕組み(法律や税制、社会構造)などを背景として理解した上でニュースに触れないと、なぜそれがニュースとして扱われるか理解ができません。のでニュースを理解するには学習素材を理解するための勉強が必要になり、学習効率的はいいとはいえません。

長い前振りになりましたが、ここからが本題です。じゃあ何を学習の素材にするかになります。上記のような学習法をトライしてみましたが、地味に続いているのがこれなんです。

NPRは英語学習に最適!!

英語学習素材のいいとこどりをしたのが、NPR(National Public Radio)の活用です。NPR自体の説明は別ページに譲るとして英語学習向けにいい理由はこんな感じです。

  • 旬なトピックを掘り下げるので、話題が新鮮!
  • アメリカ人の生の英語を体感(通じる話し方が学べる)!!
  • PodcastとTranscriptの活用で一粒で二度美味しい!!!

日本語で(ほぼ)既に目にしているニュースを入口にNPR独自の取材による深い洞察。トッピク自体も面白く、Lisiting / Reading timeも短いは数分、長いのは1hくらいまで学習者のレベルや時間にあわせて様々です。NPRは学習目的で運営されていませんが、報道機関なので文章の丁寧さや情報の正確さが担保されているので、難しい話も分かりやすく書かれています。”ブロークン可能なコミュニケーションの落としどころ”を教えてくれます。映画のフレーズを使う場合、映画のシーンやシチュエーションを考慮して私たちのビジネスシーンに使わないといけない為、不適切な使用法の可能性があったりします。例えばマフィアの会話でつかっていたフレーズが適切かどうか日本語に置き換えると想像できると思います。NPRの素材ならそんな心配不要です!!