NPRの「Allergic To Cats? There’s Hope Yet!」でビジネス英語

NPRの「Allergic To Cats? There’s Hope Yet!」でビジネス英語

今回はNPRのサイエンス系ポッドキャスト「SHORT WAVE」から”Allergic To Cats? There’s Hope Yet!(猫アレルギー?希望はまだあるよ!)”。アレルギーというとスギ・ヒノキの花粉や大豆のような食物アレルギーが有名ですが、猫アレルギーもあります。猫好きなんだけど、アレルギーという人もいると思います。今回のエピソードはそんな人に朗報!? といいたいところですが、アレルギーってまだ未解明なところが多いようです。そんなエピソードを通してビジネスに使えそうなフレーズをピックアップ!!

ザックリこんな話

エピソードの主人公 Katie Wu は10年前まで遺伝的な関係で重度の猫アレルギー持ちだった。ところが大学から大学院にはいるころに突然、アレルギーが改善した。一般的にアレルギー反応は増大するけど、Katie が経験したような昼と夜が逆転するような劇的な変化はあまりない。今回はなぜ突然、そのような変化が何によって起こったかについて検証します。

人々はピーナッツ、花粉、貝にアレルギーがある。本来は無害なんだけど、クラシックなアレルギーの話では人生の早いところで何度かアレルギーにさらされると、体は最初何かおかしいと思う。ある種の反応が起こる。そして次に同じアレルギーが入ってきたら体は緊張して、本格的なパニックになる。アレルギー反応には二つのStepがある。Step1: sensitization((免疫の)感作.非常に敏感になること)。免疫システムが何かをきっかけにとても敏感に反応する。この減少が実際のアレルギー反応になる。体が過剰反応する。実際、じんましんやアナフィラキシーを起こしたりする。その過剰反応で呼吸が止まり死ぬことすらある。

ただこれは一つの生物学的なプロセスというわけではなく、もっと複雑。アレルギーによっても異なるし、人によっても違う。一般的なアレルギーへのアプローチとして長い間、抗ヒスタミンを使ってきた。ただ、抗ヒスタミンはアレルギーの治療であって、根本原因には取り組んでいない。抗ヒスタミンは体にchill out(落ち着く)ように教えているのではありません。抗ヒスタミンはアレルギー反応が始まったあとに、「恐れていることは気持ちを良くさせるものなんだよ」と体に言っています。多くのことは大きい問題の下流で起こっている。それは多くの方法で発生する。それはいつも同じ方法でアレルギーは発生するとは限らない。例えば花粉症のような季節的なアレルギー。これとピーナッツを食べてアナフィラキシーになるのは別物にみえる(けど、ともにアレルギーの問題)。

世界的にアレルギー患者が増えている。西側の世界ではクリーンな環境が増えて病気が減ったことで、子供たちを良い微生物にさらさなくなった。それらの微生物は子供の体に善玉、悪玉の判別訓練をしていた。食生活が変って、大量の抗生物質を使うようになり、現代の子供は体に入っていいものと悪いものの区別で簡単に混乱するようになった。アレルギー(患者)が増えたのか、アレルギーを調べる人が増えて報告が増えたのか診断が増えたのか? このどちらもが起こっているみたい。そして心配な親も入ってきて数が増加してきている。そういうことから数十年前よりアレルギーの子供が増えている。ただこれはいくつかのアレルギーに対して過剰診断をしてる。ペニシリンがいい例で、カルテにペニシリンのアレルギーと書かれている人の90%はアレルギー持ちはではない。薬物アレルギーについても大きな問題があって、薬物カルテに間違った情報が載るというだけでなく細菌感染症にかかったとき、やれることが限られてくる。地球上でアレルギーが増えていくと公衆衛生はどんな予期しない結果が起こる? このことは間違いなく大きな問題になりそう。アレルギーは生きてく上で衰弱をもたらすモノで、どうやってQuality of Life を改善するのに多くの費用とリソースがかかる。

研究者も何が全ての免疫変化を決めるか分かっているわけではない。けど科学的な説明はある。耐性といって、アレルギーを発症した後に抗原に耐性がついてアレルギーがなくなること。体が時間をかけて学習している。アレルギー注射の原理となってるんだけど、話は複雑で、それがいつも機能するとは限らない。突然、明確な説明なしに治ったりする。免疫システムの不思議さは時間とともに変化しているかもしれない、例えば睡眠や食事や臓器にいるバクテリアなどの変化。生活の場所や年齢によるところもありそう。研究者はアレルギーと免疫システムの不思議を解明することでアレルギーの治療法が増えることが期待される。

今後も治療サイドとアレルギーの発現防止の二方向から研究が進んでゆきそう。具体的には遺伝子治療や子供にアレルギーフリーな食料対応。子供、胎児へのアレルギーの早期exposureなど。小さいときから家庭でペットを飼うことが有用か研究している人もいる。

詳細はトランスクリプション(Transcription)にて確認ください!!


明日から使ってみよう!

at all(全く)

SCOTT: Katie loves her boys, but she wasn’t always a feline mother of two. In fact, this wasn’t a situation she ever saw herself in at all.

Short Wave より

In fact, this wasn’t a situation she ever saw herself in at all(実際、彼女は彼女自身このような状況になるとは全く思っていなかった). not at all で「まったくない」の方がよく使いそうですね。

自作例文

例: I sent e-mail to him few days ago, however he did not reply at all.

伝えたいこと: 「彼に数日前にメールしたけど、まったく返事がない」

what’s going on(何が起こっているか)

WU: I did not know what was going on. So after that, I sort of decided to test it out more and more and more. And just – it kept being the case that nothing would happen.

Short Wave より

I did not know what was going on(何が起こっているか分かりませんした). what’s going on カジュアルな会話でも出てきますよね。例えば、様子を伺うときに「何かあったの?」とか。

自作例文

例: When I asked him what was going on his team. He hesitated to tell us the truth.

伝えたいこと: 「彼のチームがどなっているか尋ねたら、本当のことをいうのをためらった」

tackle .. (..に取り組む、取り掛かる)

WU: I think there are definitely people who are talking about, like, gene therapy. And then, of course, there are people who are trying to figure out, how can we tackle this, not on the human side, but on the side of the allergen? You know, obviously, there have been a lot more accommodations as of late to make foods more allergy-friendly for kids. 

Short Wave より

..of course, there are people who are trying to figure out, how can we tackle this, not on the human side, but on the side of the allergen? (もちろん、人間側だけでなく アレルゲン側でどのようにこれに取り組むか考えている人々がいます), tackle は 仕事で何かに取り組んでいる、何か仕事している時につかえるフレーズですね。今、やってる感が出せます。

自作例文

例: We are tackling this issue. I expect we would bring the report around end of this weekend.

伝えたいこと: 「この問題に今とり組んでいます。多分、週末あたりに報告書をお出しできると思います」

New Words


  • bona fide : 本物の
  • curl up : 丸くなる
  • bonking : ポンポン叩く
  • rubbing : こする
  • fur : 毛皮
  • whisker : ひげ
  • residue : 残り
  • gross : 全体の
  • shy : 引っ込み思案
  • immune : 免疫
  • wax and wane : 症状などが一進一退する
  • overhaul : オーバーホール
  • certifiably : 正真正銘の
  • debilitating : 衰弱させる
  • meow : 猫の鳴き声
  • tabby : 虎猫
  • rub : 擦る
  • feline : ネコ科の
  • clog up : 詰まる、目が詰まる
  • tighten : 締める
  • sibling : 兄弟(性別なし)
  • dander : 動物の皮屑
  • remnant : 残り物
  • outgrow : 成長する
  • snuggle : 愛撫する
  • molecular : 分子の
  • pollen : 花粉
  • exception : 例外、除外
  • full-blown : 本格的な、満開の、完全な
  • freak-out : びくびくする。興奮する
  • anaphylactic : アナフィラキシー
  • overblown : 度が過ぎた
  • antihistamine : 抗ヒスタミン
  • symptom : 症状
  • dietary practice : 食事療法
  • antibiotics : 抗生物質
  • artifact : 人工物
  • overdiagnosis : 過剰診断
  • drug allergies : 薬物アレルギー
  • bacterial infection : 細菌感染症
  • erroneous : 間違った
  • ramification : 予期しない結果
  • debilitating : 弱体化させる
  • anomaly: 異常、特異
  • wax and wane : 強くなったり、弱くなったり
  • tolerance : 耐性
  • antigen : 抗原
  • intervention : 介在
  • accommodation : 適応

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