NPRのポッドキャスト「How examining our regrets can make for a more meaningful life」でビジネス英語

NPRのポッドキャスト「How examining our regrets can make for a more meaningful life」でビジネス英語

 NPR の Life Kit のエピソードから。Life Kitはよりよい生活を送る為のTipsとかhowを専門家の話を交えて紹介する番組です。NPRは番組のテーマにあわせてか、専門家の著作出版タイミングにあわせてなのかそんな番組構成が多々ありますね。聞き手も専門的なバックグランドを押さえた上でインタビューをするので、専門家から深い話を引き出せている良いインタビューとなっています。今回は、Daniel Pink 新著から後悔からどうやってより意義ある人生にするかを紹介しています。
 海外で出版される書籍って日本語に翻訳版が出版されるまでタイムラグがありますよね。翻訳されて手に取って読むまでに更に時間が。。しかも読み終えれる保証はなし。読書自体は楽しいけど色んな谷が待っています。日本未発表の作品のエッセンスを著者自身が語ってくれるのはとてもありがたいです! 読んだ気になれますし(苦笑)。 興味が沸いた方は是非原著を読んでください!!

ザックリこんな話

 ジャーナリストでノンフィクション作家の Daniel Pink が新著 “The Power Of Regret: How Looking Backward Moves Us Forward.” で 後悔(regret)という感情の間違った理解の常識をひっくり返すようなお話。独自の調査の結果から導きだした後悔をどのように扱って、より意義のある人生にしていくかが書かれている。 *本当にダイジェストのダイジェストなので正確な内容については、オリジナル原著を確認ください。 *私も日本語版が出たら答え合わせしないと。。


調査の結果わかったこと:

  •     行動しなかったことへの後悔(incation of regret)は行動しての後悔(action of regret)よりも数が上回っていた
  •     行動しなかったことへの後悔(incation of regret)の方が後悔が長く続く
  •     歳をとると行動しなかったことへの後悔(incation of regret)の方が多くなるのは、行動しての後悔(action of regret)は時々、元通りにする(undo)ことができる(挽回する機会がある)から。けれど、行動しなかったことへの後悔(incation of regret)はそのチャンスがないので、心に残ったままとなる。

incation regret への対処法: 

後悔の大きな4つのカテゴリー:   

boldness regrets 

 ”If only I’d taken the chance.”という後悔。岐路に立った時に安全な方を選択するかチャンスを掴むかで、チャンスを生かさないことへの後悔。行動をしての後悔もあるけど、思ってるほど多くない。というのも行動をしたことでwhat ifが消えるから。

Foundation regret

 ”if only I’d done the work.”という後悔。上手くやっていれば という後悔。小さい決断が積み重なってのちに人生の大きな問題になるような後悔。後悔が人生の安定を妥協させ、不安定な基盤をもたらす
   

Moral regrets

 いじめや夫婦の不貞といったモラル違反といった広く共有はされないような後悔

Connection regrets

  ”if only I’d reached out” 人とのつながりについての後悔。ロマンチックな関係だけでなく友人、同僚などすべてにおいて、行動をしないことで関係が疎遠になったことへの後悔

興味深いことにregret というネガティブな感情は充実した人生に必要な要素が何かを教えてくれる。それがわかったら、今後後悔すことを予想できるから私たち自身をコントロールできる。他の選択をするところを冷静になって、上記の四つの後悔に当てはめ正しい判断を行える。後悔のカテゴリーが分かったところで、どうポジティブに持っていくか。


後悔から私たちの人生の前進させる(forward)には

  inward(内向き), outward(外向き), forward(前向き) のステップで考える

inward

   後悔と私たち自身について、どう考えるか再構築(reframe)する。ミスしたり、しくじったりしたときに自身の話をするのはみじめ(cruel)だけど、ミスは人間性の一部として人生で失敗やしくじりをしても人生を定義づけるものではないと認識しよう

outward

    認識を再構築したら、外に出そう。disclosureして(心の)荷物をおろそう。ネガティブな感情は抽象的(abstract)だから、言語にしたり話をすることによって less amorphous(->まとまりのあるもの), less abstract(->具体的なもの) してはっきりさせちゃおう。

forward

 最後は後悔から教訓を抽出しよう(And then the final step is extracting a lesson from it.)         

まとめ

 ネガティブな感情を経験するのは、正しく使えば役に立つからなんです。後悔の中でもがきたくないし、色々考えをめぐらすこともしたくない。だけどそれをサイン/情報/ドアのノック として考えるとパワフルな変革をもたらす感情になるんです。

詳細はトランスクリプション(Transcription)にて確認ください!!


明日から使ってみよう!

その1. we can learn what’s important to “someone” to do(Someoneとってdoするのに何が大切か学ぶことができる)

HU: ….Pink’s research shows a lot of growth can be found in taking time to reflect on our regrets because by thinking about where things have gone wrong, we can learn what’s important to us to get right.

Life Kitより

色々応用ができそうな構文ですね。

自作例文

例: we can study who is the best person to organize this committee.

伝えたいこと: 「私たちは誰がこの集まりをまとめるのに最適か調べれます」

その2. put up(建てる、立ち上げる)

PINK: Well, certainly. I just put up a website – worldregretsurvey.com – and asked…

Life Kitより

websiteを立ち上げるような表現でput upなんですね。

自作例文

例: I put up learning English Blog! Title is – Almost I don’t know –

伝えたいこと: 「英語の学習ブログを立ち上げました。タイトルは- Almost I don’t know -」

その3. if only… (..さえしていたら)

PINK: – if only I’d taken the chance, if only I’d asked out that person on a date, if only I’d traveled, if only I’d spoken up, if only I’d launched a business. And I just –

Life Kitより

ある意味、このエピソードの最重要構文かと思います。

自作例文

例: If only I’d receive opponent team’s offer.

伝えたいこと: 「もし相手チームのオファーを受けていたら…」

その4. help me out (問題解決を助けてくれる)

PINK: – the regrets are all over the place. This is where qualitative research really helped me out.

Life Kitより
自作例文

例: His precise analysis helped our study out.

伝えたいこと: 「彼の精度の高い分析は私たちの研究を助けてくれます」

その5. toward “something” (something に対して、向かって)

HU: This goes back to your point about just biasing ourselves toward action.

Life Kitより

私、toward ってうまく使えてないんですよね。これ参考にします。

自作例文

例: I drove my car toward gas station.

伝えたいこと: 「ガソリンスタンドに向かって車を運転した」

地理的な方向での toward は分かるけど、toward action のような抽象的な使い方が習得できてないんですよね。。 

New Words


  • rent out: 賃貸する
  • wash over: 心に押し寄せる
  • distinct: 明確にする
  • cognitive: 認知
  • blew it: しくじる
  • incline: (心を)傾ける
  • reexamine: 再審査する
  • heartache: 心の痛み
  • unlock: 解放する
  • put up: ゼロから立ち上げる
  • inaction: 何もしないこと
  • last longer: 長く続く
  • lackluster: ぱっとしない
  • gumption: 世才
  • amend: 悔い改める
  • logicians: 論理学者
  • counterfactual: 事実に逆らうこと
  • metaphysically: 形而上学的な方法で
  • linger: 居残る、後に残る
  • in a way: ある意味で
  • lesson: 教訓
  • boldness: 大胆さ、図太さ
  • speak up:自分の意見を話す
  • overstate: 大げさに
  • figuring out: 問題解決すること
  • lumped: のろまな
  • aspiration: 願望
  • remarkable: 顕著な
  • wobbly: ぐらつく
  • bullying: いじめ
  • marital: 夫婦の
  • infidelity: 不貞
  • siblings: 兄弟
  • reach out: 人にコンタクトする
  • awkward: 気まずい
  • juncture: 岐路
  • precarious: 不安定
  • convince: 確信する
  • anticipate: 予想する
  • border notion: より広い概念
  • encompasses: 取り囲む
  • well-lived: 充実した
  • look at: 目を向ける
  • screw up: しくじる
  • cruel:みじめ
  • brutal: 残酷な
  • justifiably: 当然なこと
  • unburdening: 荷下ろし
  • abstract: 難解な
  • defang: 牙を取り除く、影響を取り除く
  • fascinating: 素晴らしいこと
  • goofy: 間抜けな
  • wallow: ひたる、もがく
  • grief: 悲しみ(名詞)
  • grieve: 悲しむ(動詞)
  • ruminate: 思いをめぐらす、よく考える

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