
NPRのポッドキャスト「Wok This Way: A Science Cooking Show」でビジネス英語
今回はNPRのサイエンス系ポッドキャスト「SHORT WAVE」からクッキングなんだけどサイエンスなエピソードから仕事に使えそうなフレーズを探してみました。みなさんは料理をするとき何を参考にしますか?レシピ本?センス?cookbook author の Kenji Lopez-Alt はサイエンスをベースに料理を作ります。
目次
ザックリこんな話
今回は料理についての話。料理研究家のKenji Lopez-Altの料理哲学は「料理のレシピ本は例えるとある地点Aからゴールの地点Bに行くための指示書みたいなもので、手順通りに行えばゴールにつける。だけどある種の技術と科学を理解すると地図を手に入れたことになり、ゴールまでのルートを自由に取ることができるようになる」という哲学。その哲学をベースに新著「The Wok: Recipes and Techniques」ではwok(中華鍋)を使った料理方法がなぜ美味しいかを科学的な見地から紹介。
中華鍋は高温で水分を蒸発させる。また広い表面により熱いところとあまり熱くないところができるので、火を入れたい具材と入れない具材を鍋の置く場所によってコントロールできる。またtossしやすい形状になっている。ので水分を飛ばしてflavorを濃縮しやすく炒め物にいい。
中華鍋は500-600度の高温にして使うが、焦げ付きが気になる人もいると思う。適切な焦げ付き防止をすればOK。また焦げ付き防止のコーティングがしてある鍋だと高温(450度~)になると発がん性の物質を含んだ煙が出たりするので高温調理には向かない。
また中華鍋を買ったときの最初の手入れ方法も紹介。非食用油(nonedible oil)が鍋についているので落とす必要あり。なべはcarbon steel(炭素鋼)で出来ていて酸素を含んでいるので、火入れをしてblack oxide(黒酸化物)にして焦げ付きにくく、錆にくくさせる。
料理の地図を手に入れて、新しい世界に出かけてみませんか?
詳細はトランスクリプション(Transcription)にて確認ください!!
Kenji Lopez-Alt は前著を出版した際にFREAKONOMICSのポッドキャストに出演したエピソードもあるので、そちらもあわせてどうぞ!!
明日から使ってみよう!
Compare A to B (AとBを比較する)
KWONG: Kenji has a metaphor to describe his cooking philosophy. He compares tackling a new dish to navigating a new city.
SHOT WAVE より
「Kenji は彼の料理哲学を表すのにたとえを用います。 彼は新しい料理に取り組むことを新しい街をナビすることと比較します」 何かと何かを比べるときに compare A to B で AとBを比較するになります。報告とか説明で使えそうですね。
自作例文
例: Could you compare this year’s sales to last year’s sales ?
伝えたいこと: 「今年の売上と今年の売上を比較してもらえませんか?」
Whereas with A (一方、Aでは)
LOPEZ-ALT: So if you put food in a flat pan and you shake it, it ends up being in a sort of thin, even layer, right? And that’s good when you’re, like, searing a bunch of meat and you want all the steaks to sear evenly. You want there to be even heat across the whole surface. Whereas with a wok, you have this very intense heat at the very bottom, and then it slowly – it gets steadily cooler as it goes up the sides.
SHOT WAVE より
「フライパンに食材を置くと……..一方、中華鍋は底に熱さが集中していて、そこから徐々に -側面の上の方ほど温度が下がります」 片方を説明したあとにもう片方の説明をするときに Whereas with A..で文章をつなげれそうです。on the other hand と同じ使い方でいけそうです。辞書ではwith は入れず、whereas のみで使っていました。
自作例文
例: Current system works well with no issue whereas new system got lots of trouble.
伝えたいこと: 「現行のシステムは問題なく動いて、一方新しいシステムはトラブルに見舞われています」
Once (いったん○○したら…)
LOPEZ-ALT: (Laughter) Well, heat capacity is essentially the amount of heat energy a specific material holds per unit temperature, right? So if you think about your pan as a bucket that’s storing energy, right? So when you turn on a burner, you’re essentially turning on a tap that’s filling that bucket at a certain rate, right? And these buckets, they all leak, right? Your heat is going to be escaping into the kitchen. Once you put food in it, you’re very rapidly pouring some of that energy out straight into the food, right? And so you want your pan to be able to hold a certain amount of heat before – so that you’re not relying just on the heat input of the stove.
SHOT WAVE より
「….いちど食材をwokに入れたら、あなたはすぐにエネルギーを食材に注ぎますよね?……」 ビジネスでも何かのリアクションをするときに使えますよね。ある状況に対して変化があった時のリアクションとしてかなり頻度が高いフレーズだと思います。
自作例文
例: Once I received the answer, I will let you know.
伝えたいこと: 「回答をもらったら教えます」
New Words
- metaphor: 比喩
- compare: 比較する
- stare: 見つめる、見やる
- wandoer: さまよう
- allow: 許可する
- stovetop: コンロの上
- wok: 中華鍋
- aptly: 適切に、旨く
- pull out: 引き出す、抜き出す
- versatile: 用途が広い
- encourage evaporation: 蒸発を促す
- conductive: 貢献する
- stir frying: 炒め物
- concentrate: 濃縮する
- Whereas with A: 一方 A では
- bunch of: たくさんの
- aromatic: 芳香の、香りのよい
- hydrate: 水和物
- sear: 焼く
- volumetric: 体積
- simmer: 煮る
- lastly: 最後に
- nonstick: 焦げ付かない
- withstand: 耐える
- carcinogenic: 発がん性の
- contingent: 偶発的な
- seasoned: 味付けした
- nonedible: 食用でない
- scallion: わけぎ
- tasting: 味見する
- roll with it: なるようになる、流れに任せる
- mellow: まろやかな