
NPRの「California’s flooding reveals we’re still building cities for the climate of the past」でビジネス英語
今回はNPRのサイエンス系ポッドキャスト「SHORT WAVE」から最近の異常気象(ここまで頻繁に起こると異常でなく通常ですが。。)について人がどう取り組んでいくかというエピソード。昔ではありえない規模の異常気象が発生しています。「今までは。。」が通用しなくなっているのが、今回のポイントです!いったいどうなっているのでしょうか?
目次
ザックリこんな話
人の住むところは昔の気候に基づいて設計されていた。例えば道路の溝しかり、堤防もしかり。だけど気候が昔と大きく違ってきている。今回のエピソードではCaliforniaの災害から学べる3つの教訓と、次回への備えについて考えます。
1. 降った雨を干ばつに活用できないか
奇妙なことにこれだけCAで雨が降っても歴史的な干ばつはまだ改善していない。ようやくダムの水位が上がってきたところ。いくつかのダムの水位は平均以下。でもCAのいたるところで雨や洪水が発生している。これをどうにか干ばつに当てれないものか。できたらいいというわけではなく。現在のルールでは貯水池は冬の間満水にすることはできない。空っぽにしないといけない。貯水池には2つの役目があって。乾季には水をためて、冬には嵐で下流の街が洪水にならないようにダムの水は満水にせず、放水しないといけない。ある貯水池では冬には60%までしか水を貯めてはいけないルールがある。大きい嵐はきてないので、貯水量は空になってしまう。ただ、適切な貯水量にするには正確な予測が必要になってくる。その正確な予測をするのにAtmospheric Riverと呼ばれる上空にある水蒸気の川の調査にアメリカの気象研究機関は取り組んでいる。これにより貯水池の貯水量のダイナミックな管理が可能になっていきそう。50年前にダムが作られた時のままのルールが変えられようとしている。
2. 最新の気象データをもとにインフラ整備を進めるべき
昔の降水記録を元に設計されているから。たとえば1961年のデータに基づいてたりする。研究では集中豪雨の密度は年々あがっていて、今後も増えていくと予想される。インフラのアップデートに投資が必要な時期になってる。政府の古いデータに頼っていたので、対応ができてないなかったけど政府も動き出すことに。国全体で動き出すものと思われたけど、新しい気象データが手に入るのは2026までなさそう。それまでに先にお金が分配されてしまう。週や都市は気候対策のプロジェクトの準備ができるまで何をすべき? 最新の気象情報がなくても気候変動のマージをとって都市設計をすべき。
3. イノベーション
河川をくだってみると洪水のあった場所は地形が変わっていたり、泥が体積していたりしていて確認をすることができる。堤防が後退して遊水地となったりした。水をどこかに逃がして被害を減らすことも考えられている。川のすぐそばまで建築物をたてがちだけど、その為に川に余裕を持たせないと川幅がせまっくなり、流れる速度は早くなり簡単にあふれてしまう。とはいえ、既に住んでいるので買い上げて他の土地に移るのは難しい。で、今あるインフラを変えてくにはお金も時間もかかる。もし嵐や洪水が悪くなるようだとどうやって河川の周辺に建築してくか考えないといけない。今後の気象について予想ができなくなってきた。データであれ、河川と人の関係の見直しであれ、人は適応してく方法をみけてくでしょう。時間がかかるかもしれないけど。
詳細はトランスクリプション(Transcription)にて確認ください!!
明日から使ってみよう!
approach(接近する、近づきつつある)
To top it off, the storms come on the heels of a severe drought. Reservoirs started out with such low water levels that many are only now approaching average levels—and some are still below average.
SHORT WAVE より
Reservoirs started out with such low water levels that many are only now approaching average levels—and some are still below average(いつくかの貯水池は低い水位からはじまった。多くは今平均値に近づきつつある。いくつかは平均より下である). approach (近づいている、接近している)は飛行機にのってて目的地の空港に近くなるとアナウンスでapproach を使って空港に近づいていることを知らせていますね。今回の話は水位が平均の水位に近づきつつあるという意味で使われています。
自作例文
例: This indicator is approaching “Almost Full.”
伝えたいこと: 「この指標は”ほぼ満杯”に近づいている」
step over(障害を飛び越える,またぐ、踏み越える)
SOMMER: Yeah. And all of that built environment around us was designed for certain weather. So when you step over, like, a storm drain in the gutter, that’s designed to handle a certain amount of rainfall. When you walk on a levee next to a river, it’s designed for the flow of the river. And we’ve always used the past as a guide.
SHORT WAVE より
all of that built environment around us was designed for certain weather. So when you step over, like, a storm drain in the gutter, that’s designed to handle a certain amount of rainfall.(私たちのまわりの建てれたら環境はある天候の条件で設計されています。ちょっとまたいで考えてみよう。例えば、嵐の雨水は側溝に配水されるけど、それは一定量の雨量を扱うよう設計されている)。プログラムをデバックしているときにstep over ありますよね。それと同じであるところをまたぐ、踏み飛ばすようなイメージだと思います。 step over の例文を作ろうとしたのですが、いい例文が思いつかなかったので今回は割愛します。
now is the time to do..(今こそdo するとき)
STEPHANIE LAUGHLIN: Because those climate change storms are happening more frequently, now is the time to invest in updating those systems that were installed a hundred years ago.
SHORT WAVE より
Because those climate change storms are happening more frequently, now is the time to invest in updating those systems that were installed a hundred years ago(気候変動の嵐は頻度が上がったので、今こそ百年前に設置されたシステムをアップデートするのに投資をするときです). 人に何かを訴えるときに、この「今こそ!」という表現は使えそうですね。以前も似たような「this is the perfect chance to do..(do するには最高のチャンスです)」をつかった表現がありましたね。こちらも同じ場面で。
自作例文
例: This market is now emerging. Now is the time to invest this market.
伝えたいこと: 「この市場は今、急成長しています。今こそこの市場に投資をすべきです」
New Words
- vulnerable: 脆弱な、弱点のある
- evacuate : 立ち退き、避難、疎開
- overwhelming: 圧倒的な
- accommodate: 収容、適応させる
- levee: 堤防
- underlying: 根底にある、根本的な
- step over: 障害をまたぐ
- gutter: 溝
- partially: 部分的に
- neat: 整った、すっきり
- futuristic: 未来的な
- parachute: パラシュート
- pavement: 舗装路
- intense: 集中。きつい、激しい
- utility: 有用性、有益
- gouge: えぐり取る
- downriver: 下流
- riverbank: 土手
- grin: にっこり笑う
- reservoir: 貯水池