NPRのポッドキャスト「Forging Taiwan’s Silicon Shield」でビジネス英語

NPRのポッドキャスト「Forging Taiwan’s Silicon Shield」でビジネス英語

今回はNPRのエコノミクス系ポッドキャスト「PLANET MONEY」から。Forging Taiwan’s Silicon Shield(意訳: 台湾のシリコンシールドの構築)。Forgingは鍛造の意味があるのでShield(盾)とエピソードの物語のように時間をかけてシールドをつくったというのに掛けたみたい。世界の半導体を牛耳っているのはどこの国の企業と思いますか??アメリカ?日本?違います。台湾の企業です。アメリカや日本が主導していたのは昔の話。では台湾はどうやって半導体のチャンピオンになったか今回のエピソードで解説!

ザックリこんな話

1949年 中国はCommunist Revolution(中華人民共和国の成立)によって、nationalistsの政党が本土から100マイル南東に離れたFormosa島(台湾)押し出された。当時はまだ未開発の土地だった。合計200万人の人民と兵士がやってきた。ただ、永住を考えていたわけではなく、nationalists が中国を奪い返したら戻るまでの場所の予定だった。

だけど、年が過ぎ去るにつれて子供が出来きた。1970年代には子供が大学を卒業するようになったけど仕事や大学院を求めて海外に出るようになる。

そんな中、Miin Wu は電子工学の修士を取るのに台湾を出るか疑問に思っていた。でもガールフレンドがアメリカの学校に行ってしまうし、半導体のnerd として目が出てきていて、これからはテクノジーの時代となるのも分かっていたので、モントリオールの大学院に入って、teaching assistant の職を得た。最初は英語に苦労したけど。その後、スタンフォードに進むことになる。さらにIntel(注: 出来て間もない)で職を得る。仕事はよくできたけど、マネージャーへの出世競争に英語力の不足から脱落してしまう。Miin Wu にとってシリコンバレーよりいい場所はないし、アメリカでできるだけ長くくらしたいと思うように。

ここから話が変って Taiwan’s Economic Miraclel の立役者の K.T. Li の話になる。

当時は、朝鮮戦争以降、アメリカは台湾がcommunistの手に落ちるのを防ぐのに経済的、軍事的な支援をしてきた。1949年に中国で  communist revolution が起こるとよりcommunism の勃興を懸念するようになる。そこでアメリカはcommunismとの闘いで中国の近くに buddy をが必要と気づく。そして補助金やローンなど貸付などを台湾に行った。当時は農業が中心だった経済が当時 Natinal Taiwan University の教授だった

K.T. Li の主導で転換を進めていく。

10年で6,600以上のあらゆる新しい工場が建てられた。その後拡張と隆盛をしてく。産業が成長して生活の水準が上がっていく。。数十年で農業の国から工業国へ進化した。この当時ですでに Taiwan miracle と人々は呼んでたけど、K.T. Li はローテク産業からアジアのシリコンバレーになれると考えていた。K.T. Li は経済大臣・財務大臣だった1979年。彼はスペシャルチームを監督して台湾の大学に研究・開発施設に資金を投入。国立の研究所の発見成果はミカン企業と共有された。そして新たにHsinchu 市内に新しい産業振興エリアを建設。Hsinchu のScience Park は台湾のシリコンバレーと呼ばれるようになる。しかしエンジエンジニアが足りないという問題があった。前述のMiin Wuのように台湾の学校を出て海外で修士をとり、そのままアメリカのTexas Instruments やシリコンバレーの会社で仕事を得ていた。そこで K.T. Li は太平洋を渡り、Miin Wuのような才能を国につれてこようと説得を始めた。

その時、Miin Wu 40歳、アメリカには12年いて現地で結婚もしていた。ただ、Intelでは多くのceilingにぶつかり、自分でパスを作るためにシリコンバレーでMacronix Inc.という会社を起こしていた。そこではカギをみつけるKey Finderのものを発明・開発してライセンスしてより大規模なところにアクセスできる大きな会社にライセンス販売をしていた。ちょうどその時、Miin Wuは自信の半導体を作る工場を持ちたいと考えていた。元々台湾の出身だし、地元にはリリースもある。ただ、Miin Wu は一人では事を起こさなかった。彼同様のアメリカにいる台湾人エンジニアたちを説得して一緒に連れて帰った。いわゆる頭脳流出の逆を行った。海外に行った才能が台湾に戻ってきてアジアのシリコンバレーになったら、世界から不可欠の存在になるので、それが地政学的にシールドとなりうるというK.T. Li の計画に大きく進むことになる。これが1980年代の終わりの話。

台湾でハイテク産業を成長させることには、うまく進んでいたが、まだ当時半導体の製造まではできていなかった。当時、70年代後半から80年代前半にかけて、半導体、特にメモリはとても重要になっていた。リーダーは台湾でもアメリカでもなく日本。実際、日本の半導体はよく。アメリカ、世界市場に溢れていた。これは古典的なダンピング紛争で、海外のマーケットに助成を受けた製品がとても安い価格で入ってきて地元の生産者と張り合う状況だった。最近のトランプ政権が中国産の鉄鋼でやりあってたのが、80年代では日本と半導体でやりあっていた(アメリカ市場に不当に安く入ってきて、逆に日本市場はブロックしていると)。日本はこの件に関して合意して摩擦は解消するのだけれど、今回のストーリで重要なのは、日本が日本市場にUSの会社に開放したこと。特に半導体の20%はアメリカからのを使うことで合意した点。これが台湾には好機となる。

ここで話が任天堂の話に。80年代の後半から90年年代の前半。任天堂のゲーム機はとてつない人気を得る。三年で1100万台を販売した。一台約100ドルで。ここには半導体が使われている。そこにMiin Wuが目をつける。任天堂は20%ルールの為、アメリカ製の半導体が必要になると予想。自分の半導体の工場が作れるかもしれない。でも彼はアメリカを出て台湾で立ち上げるようとしていた。任天堂が欲しいのは台湾製ではない。でもあるじゃないアメリカで自分が作ったMacronix Inc.が。そして任天堂に「たMacronix Inc.が任天堂がアメリカ市場でカセットを売るのに必要なアメリカ産のメモリを売りますよ」と営業。任天堂はOKしたけど、半導体工場はまだないし、建てるのにも時間がかかるという問題が。。そこで当時最大のチップメーカー 韓国のSamsung からアメリカNの自分の会社を通してチップを買って日本の会社に売ることにした。Miin Wu は3つの超大国。中国とアメリカの確執、そのアメリカと日本の確執に気づいてそれら巨人とうまく立ち回ったことになる。

1987年以降、Hsinchu Science ParkTSMCやMacronix Internationalなど多くの半導体の企業ができる。全ては台湾の経済を急速に発展させる K.T. Li のビジョンを実現したもの。それが台湾テックのゴッドファーザーと言われる所以。いまや半導体の最先端は日本でもアメリカでもなく台湾。これが台湾の半導体産業がシリコンシールドと呼ばれ始めた理由。不可欠な台湾の半導体が台湾の国自体が世界にとって必要ということになった。国際的な緊張が高まる中、世界は中国が台湾に侵攻するか心配している。中国も台湾の半導体が欲しいから侵攻には消極的? 半導体を台湾に頼ってるアメリカのような国がより介入してくる? シリコンシールドが試される時を迎えている。

詳細はトランスクリプション(Transcription)にて確認ください!!


明日から使ってみよう!

something is key to..(something は..のカギとなる)

RAMTIN ARABLOUEI, BYLINE: Semiconductors are these little electronic building blocks that can do all kinds of different things. Semiconductors are key to making microchips, and microchips are critical parts of everything – phones and laptops and satellites and even nuclear weapons.

Planet Money より

Semiconductors are key to making microchips, and microchips are critical parts of everything(半導体はマイクロチップを作るのにカギになります。マイクロチップはあらゆるもに必要な部品です)。話のポイントなるところをKeyとしてこのフレーズを活用したいですね。

自作例文

例: Enthusiasm is key to success for new business

伝えたいこと: 「熱意が新規事業成功のカギ」

along with… (…と共に)

MALONE: All of this foreign aid happened to come at a pretty useful time for Taiwan. See – the economy had mostly been built around agriculture. But Taiwan, along with K.T. Li, had decided to try and shift that economy away from farming.

Planet Money より

But Taiwan, along with K.T. Li, had decided to try and shift that economy away from farming(しかしK.T. Li,と共にある台湾は経済を農業から離して(テクノロジー産業に)シフトさせようと決めました).

自作例文

例: This company along with consumer has decided to tackle social problem.

伝えたいこと: 「消費者と共にあるこの会社は社会問題に取り組む決意をした」

if something could…., then it would .. (もしsomethingが..なら, その時..だろう)

ARABLOUEI: All these engineers moving home? The K.T. Li plan was ramping up, and the stakes were much bigger than just economics. If Taiwan could transform into Asia’s Silicon Valley, then it would become indispensable to the world, which would give it a kind of geopolitical shield.

Planet Money より

If Taiwan could transform into Asia’s Silicon Valley, then it would become indispensable to the world, which would give it a kind of geopolitical shield(もし台湾がアジアのシリコンバーになることができたらその時、世界に不可欠な(存在に)なります。それはある種の地政学的なシールドをもたらします).

自作例文

例: If our project could complete by end of this year, then sales would be reflected around next Quarter.

伝えたいこと: 「このプロジェクトを年末までに完了できたら、売上は次の四半期には出てくるだろう」

this is why.. (これが…の理由です)

MALONE: And all of this is why people have started to call Taiwan’s semiconductor industry its silicon shield. The idea is if the world has become completely dependent on Taiwan for microchips and semiconductors, then the island itself has become indispensable to the world.

Planet Money より

all of this is why people have started to call Taiwan’s semiconductor industry its silicon shield(これら全てが台湾の半導体産業自体がシリコンシールドと呼ばれ始めた理由です). 以前も That is why(それが…している理由です) *** which is why.. (***が…の理由です) もありましたね。それと同じ使い方ですね。一通り理由を説明した後にまとめをする時に使えそうです。

自作例文

例: These reasons are why I am struggling with this issue, so I need more time to fix it.

伝えたいこと: 「これらの理由が私がこの問題で手こずっている理由です。なのでもっと時間か必要です」

最近の半導体の不足の要因分析をしたエピソードもありますので、そちらもどうぞ!

New Words


  • Forge : 努力して関係を築く、構築する
  • feud : 摩擦、確執、争い
  • rely on : 頼る
  • upend : ひっくりかえる
  • team up : 団結する、チームを作る
  • generous : たくさんの、太っ腹な
  • wake : 通った跡
  • wound up : 緊張状態にある
  • undergo : 経験する、被る
  • go by : 過ぎ去る
  • budding : 芽が出る
  • nerd : オタク、ヲタ
  • terminator :
  • ceiling : 天井
  • sober : 渋い
  • levelheaded :
  • grants : 付与、許可
  • prosper : 隆盛する
  • foremost : 何よりも、最高に
  • evolve : 進化する
  • intensive : 集積する
  • oversee : 監督する
  • barren : 不毛の
  • rolls up someone’s sleeves: 気合をいれる
  • lure : ルアー、誘惑する
  • move up : 階級があがること
  • ramping up : 増加する
  • indispensable : 不可欠
  • herd : 群れ
  • plea : 請願
  • plumber : 配管工
  • joyous : 楽しい、歓喜した
  • flooding : あふれる、洪水
  • dispute : 紛争
  • dumping : ダンピング(不当に安い価格で提供すること)
  • subsidize : 助成された
  • allegedly : 申し立てられる
  • overseeing : 監督する
  • loophole : 抜け穴
  • feuding : 確執
  • alongside : 並行して
  • realization : 実現
  • intervene : 介入する

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